東京外国語大学 二次試験~当日の対策について

 受験シーズンなので、東京外国語大学の二次試験に対する勉強法・心構えを、自分の経験をもとに書きました。病んでもいいけど、第一志望を見据えて最後まで諦めないで頑張れ!ということが伝われば幸いです。

※私は2019年度入試だったので、今とは問題や対策法が違うと思います。そこは自分なりに解釈して対策してください。スピーキング試験、大変だと思いますがこの先も役立つと思うので頑張ってください~!

 

全般的な勉強法

 当たり前のことかもしれませんが、以下の3点が重要です。

①今までやってきた問題集を繰り返して定着させること

②二次試験の過去問をきちんとやること

③公式HPから採点基準を知ること

①今までやってきた問題集を繰り返す

 受験は長丁場なので、「本当にこの英単語帳で大丈夫なんだろうか」「世界史は…英単語は...」と、徐々に自分の知識量と勉強法に不安になってくると思います。不安になるのは別に良いのです、それだけ対策を頑張っているということなので。

 しかし、よく言われることですが、新しい問題集に手を出すのは危険です。新しい問題集の必要な箇所だけ重点的に学習して、きちんと頭にインプットし、本番でアウトプットできるならそれで良いのですが、私は上手くいきませんでした。

 今まで使ってきた単語帳・問題集・参考書を信じましょう。

 バイブルだと思って、試験会場にも持っていけば「自分はこれだけ頑張ったんだから大丈夫…」と不安が多少和らぎますしね。

②二次試験の過去問を解き、きちんと対策を練ろう

 これも言うまでもないことですが、過去問は何回も解いて、何がいけなかったのか、どこを改善できそうかよく考えましょう。よく考える、というのは、ただ解答を読み、赤ペンで答えを書き写して「フーン…」となるだけでなく、もしこれが本番で出たら…というくらい本気になって原因を突き止めよう、ということです。(説明が難しいですが)

 また、東京外大の英語は試験時間が長いですが、大問の数が多く、更にリスニング・英作も時間に含まれているので、時間配分や解く順番もあらかじめ余裕をもってシミュレーションしておくことが重要だと思います。本番は焦るので、5分~10分は全体の試験時間から差し引いて練習しておくと、まだ心の余裕が保てます

 あと、少なくとも赤本1冊、時間に余裕があり、かつ足りないと思ったら更に過去のものを解いてみるのも良いと思います。私も過去の赤本をメルカリか何かで購入し、10年分~15年分はやった記憶があります。でもリスニング問題や大問の答える形式が違った記憶があるので、「これはやらなくていいな」と思ったものについては、他のことに時間を割きました。

 私大の受験もありますし、「まあ自分はそこまで東京外大の英語に力を入れなくてもいいな」と思ったら、沢山やる必要はないです。各々の勉強状況を考慮してください。

③公式HPから採点基準を見てみよう

 知ってるよ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一応紹介です。東京外国語大学の公式HPに、過去問題、正解・解答例が載っています。公式が出しているものですので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

www.tufs.ac.jp

 

メンタルの保ち方

①試験日までのメンタル

 メンタルの保ち方、と言っておきながら私は全く保てていませんでした。勉強が手につかず、Youtubeを見て横になる日もありました。

 その中でもマシだったことは、「大学生になったらやりたいことを妄想すること」です。楽しい妄想をしましょう。そしてそれは、「自分がなぜこの大学に入りたいと思ったのか、その初心を思い出すこと」にも繋がります。

 例えば、好きな洋楽を聴くのでもいいし、好きな外国の俳優のインスタを見るのでもいいし、本当に何でもいいです。人によって様々だと思いますが、少しでも自分が前向きになれることなら良いと思います。

②試験当日のメンタル

 私が尊敬していた、高校の英語の先生の受け売りなのですが、「最後の一秒まで諦めない!」ことが重要です。熱血すぎて暑苦しいな…と思われるかもしれませんが、本当に最後の数秒で選択した問題が正解しているかもしれないし、反対に間違いを直せるかもしれないし、記述問題を一語でも長く付け足せるかもしれません

 本番の試験を受けている時だけでもいいので、そう思い込みましょう。

 特に、東京外大の記述試験は、英語も世界史も書けば点数をもらえる気がします。時間があるなら、白紙で出すより埋めて出した方が後で後悔も少ないのではないかと思います。

 落ちても我が受験に一生の後悔なし!!!と思えるくらい、本番、最後の最後まで意識を絶やさずにシャーペンを握って頑張れたら、それだけで万々歳です。

そう自分が思えるためにも、当日まで精いっぱい頑張ってください。

これは絶対やらないで!ということ

 ズバリ、「ネットの掲示板の他人の書き込みを見て、受からないかも…と落ち込むこと」です。

 外大の二次試験は2月25日ですが、その前に私大の試験がありました。私は共通テストが上手くいかなかったことを引きずっており、私大の対策もそこまでしていなかったので、「どうせ私大はダメなんだ…私は文転だし…わんちゃん補欠合格だったらいい方だな…」と超弱気になっていました。

 病みまくり、どうせ受からないし…と思ってしまって慶応義塾大学や立教大学の受験の休憩時間、スマホで受験生の掲示板を見ていました。恐ろしいことに、当日受験している受験生が、試験が終わった後の時間にその科目の出来について書き込みをしているのです。書き込みにきている人は大体その大学のガチ勢、かつ余裕がある人で、「この問題の答えってーって書いちゃったけどこうだよね?」と、おそらく彼らはほぼ全問正解で、彼らが不安なその一問の正答について、議論しているのです。

時間の無駄です。本当に。

 私大の受験が終わった後も、掲示板に書き込みをしていた受験者たちのその後(合格している姿)が目に浮かんで、自分と比較して落ち込みました。

 他人は他人、自分は自分です。人の試験状況を把握しても、自分の成績が上がるわけではないし、むしろあれこれ気にしてしまって傷つくだけです

少しでも自分の合格可能性が上がることをしましょう。

試験日当日の思い出

①雪と遅延

 寒いです。冬真っ只中です。雪も降る可能性があります。2019年は、確か雪が降っていて、JR中央線が遅延していたと思います。母と一緒に向かっていた私も、電車が遅れたら大変だと思って、どこかの駅からか雪の中を歩いて外大に向かった記憶があります。

(2次試験受験生ら直撃 JR中央・総武線一時見合わせ:朝日新聞デジタル)

 結局試験は1時間遅れでスタートすることになったのですが、心の余裕のためにも早めに、そしてもし交通機関が止まってしまった時の別ルートも考えておいた方がいいです。

②試験教室の雰囲気

 どの教室かにもよりますが、総じて外大の教室はそんなに広くないです。ビッグな私大の大教室を想像していると拍子抜けしてしまうと思います。イメージは、高校の1教室分~2教室分くらいの大きさです。

 校舎は寒いけれど、教室はそこそこ暖房が効いていた気がします。

 私が外大に夢を見すぎだったからかもしれませんが、試験官の先生方も、偉い人なんだろうけど穏やかなんだろうなという雰囲気があって、高校のような教室の狭さと相まって、ピリピリせず、少しリラックスできました。

③回答用紙の大きさ

 回答用紙は意外と大きいです。少しびっくりしました。外大の机の奥行(縦の長さ)は、高校で使う勉強机とほぼ同じ長さなのですが、それを10センチ以上はオーバーするくらい、回答用紙は縦に長いです。まあ記述問題があるので、文字が十分にかけるくらいの大きさだと思えば大丈夫です。

おわりに

 以上、東京外国語大学の二次試験までの勉強法、メンタルの保ち方、当日のことについて書きました。少しでも受験生の皆さんの参考になれば幸いです。

応援してます!!!!!!!